敗戦布告。

 

 

初めから負けているのなら、僕らが守ろうとしているものは何なのでしょうか?

誰かを殺してまで。掬いとろうとしたものは?欲しいものはもう何もないかもしれないのに、どこに行きたいというの。

 

いつもいつでも逃げたいよ。けれどどこに逃げるというの。逃げたら逃げた分だけ追いかけてくる。添加物にまみれた風景だって愛せるはずさ。

 

生きることが文学だ

今吐く息、吸った声が文学だ

書かれたものは一回死んだもの。

じゃあこれを読んでる君は生きてる人?

 

店を開け続けることが唯一の抵抗運動。

負けを認めて、けれど負けたのだから、これ以上負けやしない。

誰も殺さないために僕は僕自身に銃をむける。