2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

何も書かれていない事と近しいのに

詩が書けなくなったから 写真を撮るようになったんです 感じたことを残さなくてもいいように 言葉が見つからないから 歌を歌うようになったんです 意味に足元をすくわれないように 忘れるために思い出しています あなたの鼻歌、振り返った夕日のこと もう、…

詩に濡れること、詩を飲むこと

雨が一行、 また一行と降ってくる 詩と詩とと、降ってくる 水たまりになった言葉は染みて、読めなくなっていく (夜の暗さは行間です) 傘もささず君が、雨に濡れている 守られることも拒んで いま 言葉に濡れた人が扉を開けた その時 僕に何ができるだろうそ…